理系はとりあえず院・・・という前に一度考えてみてください

こんばんは。

現在理系大学院2年生の者です。

今回は、理系での大学院進学について、自分の考えを述べてみようと思います。

長いので先に結論


結論

  • 教授と合うかどうかは運
  • 修士号は、直接役に立つ資格ではない
  • 2年の追加モラトリアム(ハードモード)をお金で買いたい方にはおススメ

こんなタイトルで記事を書く位ですから、お察しだとは思いますが、

私は、大学院に進学したことを非常に後悔しています。

後悔するくらいなら就職したらよかったのに と思われる方も多いと思います。私もそう思います(苦笑)

大学院 後悔 でgoogle検索すると、551,000件も出てきます。

色々な方が悩まれているようです...

Google  「大学院 後悔」での検索結果

https://www.google.co.jp/webhp?sourceid=chrome-instant&ion=1&espv=2&ie=UTF-8#q=%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E3%80%80%E5%BE%8C%E6%82%94

2年前、大学5年生の私は、『理系ならとりあえず院進学』という周りの風潮に流され、就職活動を選択肢に入れることなく進学を決めました。

今思えば、学部で留年するくらいなのになんで進学したんやろ って思います。

(ちなみに、就活の時に結構聞かれたので、その時は「自分をもっと高めたかったから」と言って向上心をアピールしていました笑)

その後は大変でした。訳あって研究室が変更になり、テーマが一新されました。それだけでなく、担当教員の考え方になかなか合わせられず、『なんかこのオッサン意味不明なこと言ってるわ…』としか思えませんでした。研究室選びの段階では先生の考え方はなかなか見えないのがつらい..

要するに何が言いたいかといいますと、教授と合うかどうかは運で、合わないとかなり辛いいうことです。

少し余談にはなりますが、大学院に進学して唯一よかったと思えることがあります。それは、

読書する習慣が身についたこと

です。

私の大学では、学部生の頃と違い、授業が非常に少なくなって難易度も非常に下がります。そのことで、研究以外の日常生活に余裕が出て、何か新しいことを始めるチャンスになったのです。

そこで、読書をはじめました。 最初は、読みやすい自己啓発書から始めて、徐々に興味のある哲学・心理学の分野に手を出していってます。

最近のマイブームが一見自分とかけ離れた分野の本(中でも読みやすい本)を読むことです。世界が広がるように感じます。

少し内容がそれてしまいました。本題に戻ります。

大学院で、色々な本を読むようになって、日本の資格制度に少し違和感を感じ始めました。

ないと仕事ができない資格ではなく、「それ学んで実務・実生活にどう役に立つの」と思える資格が非常に多いことに気づきました。

修士号を取ることのメリットとしては、

  • 学歴が院卒になる
  • より大きな企業に入りやすくなる(学部卒では入れない企業があるため)
  • (間接的メリット) 特定の学問分野に詳しくなる

などで、

逆にデメリットとして、

  • 取得に最短で2年かかる
  • 学費がかかる
  • (前述) 教授と合わないとハードモード確定
  • 修士号そのものは実務に役に立つ資格ではない

などがあると思います。

これまではデメリットを考察しましたが、一応大学院進学のメリットというかおススメできる点を挙げます。

それは、

2年の追加モラトリアムをお金で買えること

です。

大学のカラーにも依存するので一概に言い切れませんが、社会人になるまでの期間をのばすことで、自己研鑽に励んだり、恋愛したり旅行したりすることができます。これは地味ですがメリットといえると思います。

しかし、学部生とは大きく異なるため、ハードモードのモラトリアムであることは覚悟しておいた方がいいと思います。